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高気密・高断熱住宅はカビが生えやすいのか?そう言われる理由と対策をご紹介!
「高気密・高断熱住宅は湿気がこもりがち」
「気密性が高いが故にカビが生えやすい」
このようなイメージをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。
結論から言うと、その考えは正しいとは言えません。
今回は、その理由や実際にカビを防ぐ方法をご紹介します。
高気密・高断熱住宅をお考えの方はぜひご参考ください。
高気密・高断熱住宅はカビが生えやすい?
高気密・高断熱と聞くと、「空気や熱気がこもりやすく、カビも生えやすい」と思われるかもしれません。
しかし、先述したように、それは必ずしも正しいとは言えません。
気密性や断熱性が高くても、しっかりと日頃から換気を行っていれば何ら問題ありません。
カビが生えてしまうのは、適切に換気がされていない場合に限ります。
適切に換気がされずに湿気が溜まるとカビが生えてしまうのは通常の住宅でも同じです。
そのため、気密性や断熱性が高いとカビが生えてしまうといった考えは正しくないと言えます。
カビは温度が20~30度、湿度が75%以上の高温・多湿を好みます。
室内がこのような状態にならないよう、こまめに換気を行ったり、除湿機やエアコンの除湿機能を活用することが大切です。
高気密住宅のカビを防ぐ方法は?
高気密住宅でカビを防ぐ方法としては、主に3つが挙げられます。
・建設時に気密測定を行う
一口に高気密住宅と言っても、本来の気密性能が発揮できるかどうかは、隙間の量によります。
本当に高い気密性を保てているかどうかを調べるのが、気密測定です。
気密測定を実際に行う際には、隙間をテープで塞いで測定値を良くしようとするなどの不正行為がないかをチェックすることをおすすめします。
・断熱性の高い窓を選ぶ
窓の断熱性が低いと冬場に結露が発生し、カビの原因となってしまいます。
窓をLow-E複層ガラスにする、サッシを樹脂製にするなどして、窓周辺の断熱性を高めましょう。
・室内干しの際は対策をする
濡れた洗濯物を室内に干すと、室内に湿気が広がります。
室内干しによって湿気が広がった状態が続くと、これまたカビの原因となってしまいます。
室内干しによる湿度上昇を防ぐために、浴室乾燥機や除湿機を使うことをおすすめします。
まとめ
今回は、高気密・高断熱住宅のカビの問題について解説しました。
気密性や断熱性が高いとカビが生えてしまうという考えは正しくありませんが、いずれにせよ適切な換気は必要です。
正しく湿気対策を行い、カビを未然に防ぎましょう。
玉名市、山鹿市周辺で高気密・高断熱住宅をお考えの方はお気軽にご相談ください。